お盆の時期
一般的に「お盆休み」と呼ばれる時期は「旧のお盆」や「月遅れのお盆」である8月13~16日をさしています。
2018年は8月11日(土)、12日(日)とお盆期間の前に土日です。
お盆の由来
正式には【盂蘭盆(うらぼん)】といい、古代インド語の一つ、サンスクリット語の「ウランバナ」を漢字にあてはめた言葉です。
お釈迦様の弟子の目連は、母親が死後の世界で餓鬼道に堕ち、飢えに苦しむ姿を見て、お釈迦様に救う方法の教えを請いました。
その教えから、布施や供養を僧侶や多くの方々に施したところ、その功徳により母親は極楽浄土に行くことができました。
それ以来、目連が多くの人に施しをした7月15日が先祖供養の大切な日となったと伝えられています。
中国では仏教以前から死者へ祖霊の儀式もあり、これらが一緒になって日本に祖霊信仰として伝わってきたとも言われます。
お盆の時期に、お寺では「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という法要を行います。
各家庭ではお盆には「亡くなった人の霊が帰って来る」といわれ、お供えや提灯を飾ってお迎えします。
お盆にまつわる行事
お盆に由来するものは、実はたくさんあります。
【お中元】
日本で初めてお盆の行事が営まれたのは、推古天皇の時代と言われています。
その後、聖武天皇の時代から宮中行事として執り行われるようになります。江戸時代には庶民の行事としても盛んになります。
このころ、「盆礼」といって親族や知人の家を訪ね、贈り物をするようになりました。
これが、今の「お中元」につながっていると言われています。
【盆踊り】
盆踊りのはじまりは平安時代、空也上人の踊念仏がお盆の行事と結びついたと言われたり、
それぞれの地域で伝わってきた信仰の儀式が盂蘭盆と結びついたというようにいろいろな説があります。
新盆を迎える家の前で、頬かむりで顔を隠し亡くなった人に扮して踊ることが死者を供養するための踊りとされ、盆踊りのやぐらの上に盆棚を飾るという地域もあると言われています。
【大文字焼きと精霊流し】
京都の「大文字焼き」や北九州各地の「精霊流し」もお盆の行事。送り火の一種です。
夏の風物詩、打ち上げ花火も、精霊送りの行事から生まれたそうです。
新盆の迎え方
新盆(にいぼん・あらぼん・しんぼん・はつぼん)とは、
故人の四十九日が済んだ後、初めて迎えるお盆のことです。
新盆には、故人の霊が初めて家に戻ってこられます。普段のお盆よりも丁寧にお迎えしましょう。
僧侶を迎えて読経をお願いしたり、ご親戚や故人に縁があった方がお参りに来たりということもありますので、手配などの準備は早めに行うことをおすすめします。
盆棚(精霊棚)
日本のお盆の時に先祖や精霊を迎えるのに必要な棚を「盆棚」とも呼んでいます。
一般的にお盆の間は精霊棚の上に真菰(まこも=水辺に生える、イネ科多年生植物)のゴザを敷いて仏壇から位牌と三具足を飾り、お供え物を置く棚として使われます。
古くから内庭や座敷に大きな精霊棚を作って先祖の霊をお迎えしていましたが、現在では仏壇の前における程度の小さな台を用いてお飾りするのが一般的です。
精霊棚についてや必要なものの詳細はこちらのまとめサイトをご覧ください。
お盆を迎える準備 盆棚(精霊棚)の飾り方お供え位牌の配置について
初盆新盆
https://matome.naver.jp/odai/2143697067208748001
お盆法要に招かれたら時は?
お盆法要には、お香典を持って行きましょう。
お香典の表書きは「御仏前」もしくは「御供物料」です。
5千円から1万円くらい。お葬儀のお香典と同額程度が目安と言われています。
また最近は住宅事情などもありますので、提灯を贈る場合は事前に確認しておくと良いでしょう。
株式会社イズミでは、お盆の準備に必要な品がすべてそろっております。
もちろんはじめて新盆をお迎えする方にも安心していただけます。
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