メディアでも話題「韋駄天」特集

今メディアでも話題の「韋駄天」

現在、NHKの大河ドラマ「いだてん」で注目が集まっている「韋駄天」(いだてん)をご紹介します。

韋駄天は、その名前が示す通り、弁財天や帝釈天、毘沙門天などと同じ天部の中に含まれる仏様になります。
兜や鎧をつけた軍神として形造られ、一面二臂の胸前で合掌し、その手に宝棒や宝剣を乗せているものが一般的です。

如来や菩薩、仏法を守護する天部の中で、東西南北を守護する四天王の下、三十二将という武神のリーダーの地位にいる仏様です。
仏教においては一般的に、お寺の伽藍を護る護法神とされ、禅宗では特に厨房の護法神として、寺の厨房に祀られております。

韋駄天の名の由来

違駄天と表記されたり、また韋陀あるいは韋天将軍と呼ばれたりすることもあります。
韋駄天の像容は、一般的に甲冑をまとい剣を持った、一見すると武将のような姿を多くとっています。

一般的には『韋駄天走り』ということわざで知られている仏様で、韋駄天は非常に足が速いとされ、全速力かつ猛烈な勢いと速さで走る様子をこう表されます。

「御馳走様」の語源

そして日本人の食事をいただく作法の中に深く浸透している「御馳走様」は、この韋駄天がお釈迦様のために方々を駆け巡り、口に合う食べ物を集めたことが由来し、できた言葉だという逸話もあります。
「馳せる」は速く走る、もしくは馬や車などを早く走らせることを指します。さらに、「走る」と重ねることで、馳走はもともと「走り回る、奔走する」ことを指しました。

ここから、お客様をもてなすにあたり、食材を揃えるために方々に馬を走らせ、さらに走り回って用意をすることから、「馳走」は「食事などでもてなしをすること」「もてなしのための立派な料理」を指すようになり、江戸時代後半から、食後の挨拶語として使われるようになりました。

この「馳走」に感謝の意味での「御」と「様」がついて、ごちそうさま、という言葉になったのです。

韋駄天のご利益

健脚健康

韋駄天の足が速いとされるエピソードは、夜叉が仏舎利を奪って逃げ去った際に追い掛けて、これを取り戻したことからきています。

このエピソードから、健脚・心身健康のご利益があるとされ、特に腰部から足先にかけての疾患等がその信心により癒されると言われ、今でも、速さを競う陸上競技者・ランナーは、競技大会の前に韋駄天が祀られている寺社へお参りすることが多いと言われています。

盗難、避難除け

足腰の健康の他に、盗難・火難除けの守り神とされています。
僧侶の修行を妨げる魔を、走ってきて取り除くとされる韋駄天は、寺院や僧侶の住居の守り神とされ、家庭でも守り神とされています。

株式会社イズミの韋駄天

株式会社イズミでは、現在「韋駄天」の仏像を取り扱っております。

木製手彫り仏像ブランド「RIYAK(リヤク)」から出典された韋駄天は、上質な木材を使い、一体一体すべて手彫り着色された美しい逸品です。
インテリアとして、お部屋の棚や枕元に置くことや、その他カバンの中入れて常に手元に持ち歩けるなど、日々の生活を仏様と共に歩み進めていただきたいというコンセプトから生まれた仏像です。
手彫りであるRIYAKの仏像は、一体一体世界に一つしかないものであると同時に、手元に置き触れることで、ご自分だけの仏様となります。

仏像は心身を癒し、ご自身を守ってくれる存在です。
普段はお寺などでしか見る機会、拝む機会もなかった仏像を、親しみやすい形にしたRIYAKの仏像は、日々の生活をより良いものにするキッカケになることでしょう。

株式会社イズミでは、韋駄天の展示はもちろん、他の仏像の展示もしております。
店頭でぜひ手に取り、ご覧ください。

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